LS600

LS600 中期

マイナーチェンジ 2009年(H19)10月~

10月、マイナーチェンジを実施。 エクステリアは、レクサス初のハイブリッド専用車であるHS250に始まり、同年一部改良されたGS450hにも盛り込まれた「レクサス・ハイブリッド」共通のテイストを盛り込み、LS460/LS460Lとの差別化を図った。

LS460/LS460Lとの外観上の差異は、LED式フロントヘッドライト(LED式スモールライトの意匠変更と、ヘッドランプウォッシャーをバンパーに移設など)、前後エンブレムはもとより、フロントグリル、フロント一体バンパー(フォグランプも専用形状)、リア一体パンパー、リアディフーザーなどである。

したがって、前期型と違って、社外エアロパーツなどは、フロント、リアに関して、LS460と共有化することはできなくなってしまった。

また、LS460/LS460L同様、全色に擦り傷に強い「セルフリストアリングコート」をトヨタ・レクサスを通じて初採用された[2]。

インテリアでは、LS460/LS460Lと共通の意匠変更や素材の変更に加えて、LS460/LS460Lではオプション扱いとなる全面カラーTFT液晶を使った「ファイングラフィックメーター」を標準搭載とし、インテリアのカスタマイズプログラム「L-Select」もLS460/LS460Lと同様に設定された。

また、前期型ではゴルフバッグが4つ搭載できないことがネックだったトランク容量に関しても改善が図られ、ハイブリッドシステム用バッテリーの小型化と2段積みにして奥行きを確保し、さらにスペアタイヤの廃止(代替としてパンク修理キットを搭載)により、搭載容量を420リットル(VDA方式)確保して、9.5インチのゴルフバッグ4つの搭載が可能となった。

メカニズムに関する変更は、高速走行時の安定性を改善すべく、ダンパーやエアサス制御方法などを含めたサスペンションセッティングの見直しが行われたのに加えて、アイドリングストップ制御などハイブリッドシステムの洗練度アップが行われた。社外品であるデータシステムのエアサスコントローラーも、前期型と後期型では互換性がなくなり、車高の調整範囲も変更されていることからも、エアサスの制御方法が前期から見直されたことがわかる。

加えて、2007年発売当初はLEDヘッドライトとの相性問題により採用が見送られたレーンキーピングアシスト(LKA)がオプションで選べるようになった。また、昨今の環境性能を意識した装備としては、後期型のLS460/LS460Lと同様、燃料の消費をより抑えた「ECOモード」が新たに選択できるようになり、暖房時のエンジン回転数、冷房時のコンプレッサ作動、風量等を抑えたエアコンの制御などに加えて、LS600h/LS600hLではアクセル開度によるハイブリッドシステムの出力カーブの変更や、モーターのみの走行やアイドリングストップをより積極的に行う制御が行われる。

また、トヨタ「センチュリー」同様のショーファードリブン(リムジン)用途を見据えて、より後席の乗り心地を重視した仕様の「コンフォートライド」を新たにLS600hL全車にメーカーオプションとして用意した。これは、後席重視の専用サスペンションと専用タイヤを備えている。LS600hLには新グレードとなる「version UZ」を設定。このモデルは、LS460の「version UZ」と特に変わりはない(ハイブリッドとしての装備を除く)。